がんと仕事の両立
がんと仕事。
大きな課題です。
がんになったことがきっかけで自ら退職せざるを得ない。
復職しようと仕事を探しても病気を理由に先方から断られる。
治療が終わったけれど体力的に仕事が難しい。
職場復帰したけれど会社の配慮が満足に受けれない。
がんを経験した人が感じる身体的、精神的な理由はまだまだあると思います。
白血病になり先日仕事復帰しました。復帰して4日間仕事しましたが、僕も少なからず違和感を感じました。
僕の場合、化学療法のみでしたので多少疲れは感じましたが、精神的な面で思うことがありました。
基本的に放置なんですよね。
体力面を考えて以前のように1日外回りはすぐにさせれない。ということは事務所での仕事になる。
事務所での仕事は基本事務の人たちで間に合う。
何年も働いてきた職場なので新しく覚えることがない。
周りは忙しそうに仕事をしている。成果を上げている。自分はなにをしているのだろう。
なにもできない自分に焦りが出てきます。
悪循環だなって思うんですよね。なにか探して動いてはいますが。
僕が直面している状況はもしかしたら小さいことかもしれませんが、現状を痛感しました。
会社としてはがんを経験した人との接し方がわからないのではないだろうか。
会社で会う人にまず言われるのは「無理しないように」
いつ体調悪くなるかわからないから指示は出さずに本人に任せよう。そんな空気があります。
こちらとしてはなにもできない状態で出てきているわけでない。これくらいならできるがいろいろ制限があるのでここは慎重になりたいなどしっかりとした会話の場を設けてほしい。時間を作ってあげてほしい。
僕の性格かもしれないけれど、長期間休職してた側からするとなかなかこちらから言いづらいところもあります。
AERAの中に、13年時点での働く世代のがん患者は約25万人とのこと。会社とがんを経験した人がうまくタッグを組み、多くの人が働きやすい環境ができたらなと思っています。